資格外活動と令和7年度長期休暇期間について

 年度も約半分が過ぎました。が、「資格外活動」の28時間/7日間ならびに長期休暇中の1日8時間・40時間/7日間について、新入生の中で誤解があり、雇用する企業・店舗の側にも同様の混乱が例年になく目立ちました。そこであらためて、「資格外活動」の時間制限と長期休暇について投稿しておきます。

 日本語を学ぶことが本分である留学生のアルバイトは「資格外」の活動です。そのため「資格外活動許可」が必要であり、在留カードの裏に「許可」のスタンプがあります。スタンプがない者は「資格外活動」つまり、アルバイトをしてはなりません。

 また、通常は「週28時間」の制限が設けられています。誤解を生じやすいのは、この「週」という表現です。この「週」は「7日間」のことを指し、例えば「月曜から日曜」「日曜から土曜」といったいわゆる「一週間」を指すのではありません。どの曜日、日にちから数えても7日間です。ゆえに、月曜や日曜にそれまでのアルバイト勤務時間がリセットされることはないのです。

 さて、長期休暇中は時間制限が「1日8時間・40時間/7日間」に緩和されます。ただ、1日の時間制限は通常期ありませんので、逆にこの時期に違反してしまいがちな制限です。

 ここでの「長期休暇」は学則で定められた「夏季休業期間(=夏休み)」や「冬期休業期間(=冬休み)」などを指します。学期間のお休みが2週間あるからといって、勝手に”長期休暇”とすることはできません。

 令和7年度(2025年度)の長期休暇期間は次の通りです。

   ◇夏季休業期間:令和7年7月26日(土)~8月17日(日)

   ◇冬期休業期間:令和7年12月24日(水)~令和8年1月11日(日)

   ◇春期休業期間:令和8年3月20日(金)~4月5日(日…予定)

 みなさん、ルールを守って、日本語のしっかりした力を付けていきましょう。